紫外線と目の病気

紫外線と目の病気 富山市天正寺 岡本眼科  医師が説明する紫外線と目の病気

紫外線は3月~4月ごろから急激に増え、夏にピークを迎えます。紫外線は、皮膚以外にも実は目にも悪影響を与えます。目は外部にさらされて無防備なため、紫外線の直接的なダメージを受けやすい部分なのです。
紫外線が引き起こす目の病気には、翼状片・瞼裂斑・電気性眼炎(雪目)があり、また白内障や加齢黄斑変性もその原因に紫外線が影響していると考えられています。

紫外線が引き起こす目の病気

①翼状片

翼状片は、白目の表面を覆っている半透明の膜である結膜が、目頭の方から黒目に三角形状に入り込んでくる病気で、自覚症状としては充血や異物感などがあります。
原因は不明ですが、高齢者に多く病気の発生には紫外線が関係しているといわれています。

②瞼裂斑

瞼裂斑とは、たんぱく質が変性し、白目の一部が変色・盛り上がる目の病気です。
白目のシミのようなものですが、肉眼では見えません
目が赤く充血したり、進行すると、充血、ドライアイなどの症状が出ます。

③電気性眼炎

電気性眼炎は、目に強い紫外線を浴びてしまうことが原因で黒目の表面の透明な膜(角膜)にキズができる病気です。
その結果、目の痛みや異物感(ゴロゴロする感じ)を感じたり、涙が出て白目も充血します。
キズの程度によっては、まぶしさを感じたり物がかすんで見えることもあります。

目を守る紫外線予防・対策をしましょう。

    紫外線と目の病気 富山市天正寺 岡本眼科 医師が説明する紫外線と目の病気
  • サングラスやUV(紫外線)カットのコンタクトレンズを装着する。
  • 日傘や、つばのある帽子をかぶる。
  • 目に栄養を与えるビタミン、ルテイン、アスタキサンチンなどを摂取する。

目を守るためにも紫外線対策を行ない、少しでも目に違和感を感じた場合、眼科医に相談することをお奨めします。

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